唐津人形浄瑠璃保存会
活動報告
過去の活動報告につきましては、
こちらからご覧下さい。




  クルーズ船「ル・ソレアル」公演
 令和6年4月2日(於 九品院) 



3月末に開花が発表され桜が、4月のなったとたんに満開になりました。春うららのこの時節に、海外からのお客さまに人形浄瑠璃を披露させていただきました。
会場は「九品院」の本堂。この本堂は江戸時代に建立され、唐津市内で最古のものと言われています。
このような状況で披露させていただいた人形浄瑠璃は、観る者の心を鷲掴み。大興奮のなか持参のカメラやスマホで撮影するなど大盛りあがり。
住む世界の文化が違っても、古い時代から脈々と伝わる異なった文化を楽しめることは、伝統文化には国境がないと実感しました。
この盛況ぶりと陽気で、体調が思わしくなかった鳴子太夫がすっかり元気になりました。 またこの日に、新入社員ならず「初舞台」となったスタッフがいて、新年度にふさわしい公演となりました。
これからも世界中の方に楽しんでいただける伝統文化を通して、平和な社会の実現に貢献していきます。




 能登半島地震災害義援金 
 ご協力ありがとうございました 


皆さまから頂いた「能登半島地震災害義援金」を社会福祉法人 唐津市社会福祉協議会に届けてきました。
この義援金は、日本赤十字社を通じて能登半島地震災害の被災者に配分されることになています。
被災者の避難生活は3ヶ月になりますが、元の生活に戻るにはまだ多くの時間と費用が必要とされています。この義援金が、些少ながら役に立つことができることを願うばかりです。
改めて、被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、義援金にご協力いただいた皆さまにお礼申し上げます。

※ 画像をクリックすると唐津市社会福祉協議会の記事をご覧いただけます。




 国見歌舞伎30周年公演において 


3月3日に開催されました「国見歌舞伎30周年公演」(大分県国東市)に、朝日新聞の中津支局長が取材に来て下っていました。
中津市とは40年ほど前にご縁があり、よく指導に行っていました。その時のことが思い出され懐かしく、有難く、嬉しい気持ちになりました。
中津市には「北原人形芝居」があります。この人形芝居の始まりは、鎌倉時代と言われています。
現在は地元の小学校でクラブ活動の一つに取り上げられていて、地域をあげて保存活動が行われています。
このように地域に伝わる伝統芸能はいたる所にあり、国民の財産です。この財産を将来にわたって継承するために、多くの方々と共に頑張ってまいります。





 筥松会館公演(福岡市東区)
 令和6年3月9日 


筥松会館(福岡市東区)で開催されました、今津人形芝居(福岡市西区)の子どもたちによる人形浄瑠璃の公演に参加しました。
大人から子供までが見守る舞台で、今津小学校の子どもたちは大活躍。
演じられた演目は「阿波鳴門」。
どの公演でも必ずと言っていいほど、自分の人生と重なり合わせてご覧いただている方がいらっしゃいます。
親がいなくて育った過去を振り返り、頑張ってきた自分を顧みて労わるかのように「また頑張って行きたい」と元気よく仰っていただくことがあります。
この言葉に、私たちまで力をいただいた気になり、大変ありがたく嬉しいことです。
今津人形芝居は、江戸時代後期に若者の善導のために操人形を取り入れられたのが、始まりと言われています。
今日まで200年もの歴史の中で、幾多の衰退の危機など紆余曲折を経て伝えられてきています。
この長い時代を乗り越え引き継がれてこられたことを想い子どもたちの演技を観ると、これまで携わってこられた先輩諸氏の皆さまの努力に胸いっぱいになり感無量でした。 またこの甲斐あって今津人形芝居は、県の無形民俗文化財に指定されています。
唐津の人形浄瑠璃は今津人形より以前からあり、長崎の皿山人形に一座分の人形一式を売り渡すまでは、人形芝居をやっていました。このことは文献に残っています。
私たちは、地域に芽生えていた歴史ある文化を甦らせ、豊かな感性と潤いのある地域を目指すために、まずは県の文化財に指定されるように頑張ってまいります。
今後とも、皆さまのご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。




 国見歌舞伎30周年公演(大分県国東市)
 令和6年3月3日 


公演には、高齢者を中心に多くの方にご来場していただき、用意されていた席が満席になり新たに100席もの椅子を増やすほどの大盛況でした。
主催者の「国見歌舞伎」の皆さんを始め、日本の伝統芸能をご贔屓してくださっている多くの方々にお会いすることができ、本当に有難く感動することばかりでした。
神様と仏様が御座します国東半島は、30年以上のお付き合いがあり、鳴子太夫をはじめ保存会にとっては第二の故郷です。この地で公演をさせていただくことは、光栄なことでありこの上ない喜びです。
しかし、日本古来の伝統芸能の現状は厳しく、後継者が少なく、これに伴い高齢化が進展するとともに、活動資金が不足している状況です。
そのために、国見歌舞伎が残念なこととなり、他の地域でも同じような運命をたどるような状況です。
そんな中、国東市長がこの公演の全演目ご覧になり「これから、国東市が応援します」と力強いお言葉を仰って頂きました。
鳴子太夫にとっては国東市は特別の地であり、亡くなられた方々始め多くの方からご贔屓していただいており、涙と笑顔でごあいさつを頂きました。このことが本当に嬉しくて「 義太夫語りになって、幸せだなぁ」と呟くほど。おかげで胸いっぱいになり、身体までが活性化したようでした。
国見歌舞伎の皆さん、国東市長をはじめ、多くの市民の方々に感謝申し上げますとともに、末永いご縁を賜りますようお願い申し上げます。

※ 画像をクリックすると公演の様子(一部)をご覧いただけます。




 国東半島にて 



国見町は国東半島の北部に位置し、北に瀬戸内海、南に温泉が湧きでる山並みがあり、古い歴史もあり国見歌舞伎は200年の歴史を誇っています。現在は、平成18年の3町の合併により国東市になっています。
このような国見町にあります国見歌舞伎保存会とは、歌舞伎三味線の指導を通して、30年間のご縁があります。
この30年の間も行き来したにも関わらず、観光をしたことはなく、今回、初めて寄り道しました。
場所は、日本一の夕陽を誇る「あわしま公園(豊後高田市)」です。この公園の先には、海に突き出た岩窟に社が設けられているという全国的にも珍しい「粟嶋社(あわしましゃ)」があり縁結びの神様と言われています。
そのため、ここに向かう道路は「恋叶うロード」になっていて、若い方達の人気スポットになっているようです。
国東半島には、粟嶋社だけではなく多くの神社仏閣があり、病気の平癒、子宝祈願にたくさんの方がお参りに訪れていて、病気等で本人が行けない時は、肌着など預かった代理の方が祈祷することもできるようです。
しばらくすると気持ちが良い季節になります。歌舞伎はもちろん、国東半島の自然や歴史に触れるために、ご家族づれで国東半島に出かけてみませんか。

※ 国見歌舞伎保存会 30周年記念公演
 3月3日開催 国見町生涯学習センター





 ゆめさが大学唐津校講演 
 令和6年2月20日 



ゆめさが大学は、シニア世代が学びと交流を通して、生きがいを持って社会活動への参加を促すとともに、地域社会を担う人材として活力とうるおいに満ちた長寿社会の実現を計ために開校されています。
この講演は、ゆめさが大学唐津校の大学院生を対象とした講演でした。
「講演」と言っても「公演」を主としたもので、聞くだけではなく観て楽しんで頂けるものでした。
その甲斐あって、受講者の皆様には「最高で、楽しく、楽しく、良かった」と大変、喜んで頂いたようです。しかも令和5年度の最後の講義ということもあって、思い出の一つになって頂けたものを思っております。
これも人形の力、そしてこれを演じる者の努力の賜物であって、唐津人形浄瑠璃保存会の方々に感謝いたします。







 佐賀市勧興公民館での公演 
 令和6年2月16日 



佐賀市勧興公民館での公演は、多くの方々に鑑賞していただきました。
1時間半の公演時間でしたが、本当にあっという間の公演でした。もっと見たかったと、おっしゃっていただけました。
またなかには阿波鳴門の場面で涙ぐむ方がいらっしゃるほど、大変楽しんで頂いていると実感できました。
演じる私たちまで、嬉しくて感動してしまい、、本当に楽しい公演でした。
演じている者は、人形を操作するだけではなく三味線も弾くことができ、日頃の練習の成果が出ていると、この公演で確かめることができました。
また舞を披露した面谷は、高齢にも関わらず毎日フル回転で仕事をこなしながら舞を精進。この公演でも日頃の仕事の疲れは全く見せられずに舞い、その可憐さは観て頂いた方に感動を与えているものと思っております。
これからも、唐津人形異浄瑠璃保存会は、多くの方々に元気と感動をお届けするために努力してまいりますので、ご支援、ご協力をお願い申し上げます。





 国見歌舞伎30周年公演に向けて 
 令和6年3月3日 

国見町(大分県国東市)には。200年以上前から農村の娯楽として「歌舞伎」が親しまれています。しかしこれまでの間、高齢化や人口減少により伝統芸能である「歌舞伎」の存続が危ぶまれました。この現状を憂う勇志たちにより保存活動が始まり、30年が経ちました。
これを記念して「国見歌舞伎保存会 設立30年記念公演」が開催されます。
国東半島は、神仏習合の風土が色濃く残りとても素朴なところです。訪れるの猪は、自分お故郷のように懐かしく感じられ、そこに暮らしていらっしゃる方々がとても温かく、その暮らしぶりは自然と共にあります。
これから先、この地域に伝わる文化を末長く継承していけるように。唐津人形浄瑠璃保存会は応援していきます。
※ 上の画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。

 国見歌舞伎保存会 会長 益田孝光 氏からのメッセージ 


こんばんは。
鳴子太夫ありがとうございます。
唐津人形浄瑠璃保存会の皆様、国見歌舞伎保存会の益田でございます。
このたび30周年記念公演ということで、花を添えて頂きたく皆様の御厚意にすがりまた、ご無理をお願いしております。
道中なごうございます。
どうぞ、お気をつけてお越しください。
また、25日は鳴子太夫、鳴美さん、総ざらい宜しくお願い申し上げます。 皆様のお越しをお待ちしております。

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令和5年度 義太夫の会
「You Tube」でご覧いただけます。



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「シェアハウス百花/介護事業所」慰問公演
令和6年1月18日


新しい年になっての初めての公演として介護事業所に行きました。
観ていただいた方々のほとんどが90歳以上。100歳以上の方もいらっしゃいました。
そのため些かの老いを身て取れましたが、公演中は、囃子に合わせて手拍子をとったり、楽しく歌われたりで、会場を盛り上げて頂きました。
公演が終わるとスタッフの方が「皆さんは、訪問を待ちに待っていらっしゃった」と。
また91歳と言われた方は「テレビで楽しみに見ているけど、生で見れたのは夢のよう。」
さらに別の方は、始めから終わりまで泣いていらっしゃいました。
さすがに昭和を生き抜いてこられた方々。皆さんから慰問を頂いたようでした。
久しぶりの慰問は、本当に良かったと感謝申し上げます。
これからも多くの方に元気を与え与えられながらも慰問を続け、訪問が叶うようになれば、能登半島に慰問をさせて頂きたい願っております。
一日でも早くこの日が訪れることをお祈りいたします。
※ 上の画像をクリックすると公演の様子をご覧いただけます。




 佐賀県企業メセナ協議会 
 支援金を頂きました。 


佐賀県企業メセナ協議会は、佐賀県内の企業による地域に根ざしたメセナ活動(社会貢献の一環として行う芸術文化支援)のために設立され団体です。
私たちの活動は、多くの方からご支援、ご協力を得ながら、日本の伝統文化である人形浄瑠璃を、子供と大人が協働して継承する活動を通じて、青少年の健全な成長を促すとともに、地域社会の豊かな発展を目指しています。
そこで本年度、この活動が認められて唐津人形浄瑠璃保存会が支援金を頂くことになったものと思います。
改めて、私たちの活動を支援してくださっている方々に感謝申し上げますとともに、より良い地域のために努力してまいります。
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 鬼塚小学校「なしておんつか」発表会(12月15日) 

竹本鳴子太夫の指導のもと、3年生が9月から取り組んできた人形劇「なしておんつか」の発表会がありました。
この人形劇は、総合的な学習の時間に「鬼塚」の地名について学び、郷土愛を育むために行なわれているものです。
子供たちは、3ヶ月足らずの短い期間内に一生懸命に取り組み、本番間際まで練習をしていました。
その甲斐あって素晴らしい舞台になり、子供達の頑張りに担任の先生が感極まり嬉し泣きされていました。
この様子がニュースで放映されました。画像をクリックするとこのニュースをご覧いただけます。


↑に続けて  唐津商業高校定時制公演(12月15日)

鬼塚小学校の「なしておんつか」が無事に終わったものの、昼食をとっていなかったので次の公演会場の唐津商業高校に向かう途中でスーパーに寄りました。
焼き鳥屋の屋台が出ていたのでそこへ行くと、近くで中学生らしき女子2人がドリンク休憩していました。
そこで3人で昼食の代わりに焼き鳥を食べ、私は唐津商業高校へと…
会場に到着すると一人の高校生が駆け寄りお礼を言い始めました。なんと先ほど焼き鳥を一緒に食べた中学生のお兄さんということでした。
不思議なご縁を感じた一瞬でした。
公演では、高校生の皆さんは、瞬きもぜずに目を見張った様子でご覧いただきました。 しかも美男美女揃い。
フィナーレは、全員で踊り、嬉しい一日でした。




 佐賀銀行ウエンズデーコンサート(12月13日)

佐賀銀行では、美術・音楽・演劇等を通して文化の向上を図り、豊かな地域社会づくりに寄与する地域貢献活動が行われています。
その活動の一つに毎月第2・3水曜日のお昼休みに開催されている「佐賀銀行ウエンズデーコンサート」があり、これまで唐津人形浄瑠璃保存会は、数回、出演したことがあります。
そこで、今回の演目は、「傾城阿波鳴門」「長崎ぶらぶら節」「からかさ」そして締めは「炭坑節」。
今日のコンサートは、誰一人もお誘いしておりませんでしたが、会場いっぱいのお客様でした。
多くの方が、私たちの講演を楽しみにしてくださっていると思うと、嬉しく、そして有難くあり、お客様に力を頂いた一日でした。




 竹木場公民館公演(11月19日) 

竹木場地区は、比較的に市内中心部に近いものの、中山間であるために高齢者にとっては移動手段に苦労されているようです。
そこで、一人暮らしの方を招いての人形浄瑠璃の公演でした。
皆さんは、食い入るようにご覧いただいき「こんなのが見れるとは夢のよう」とおっしゃって大喜びして頂きました。
私たちは、10分ほどで会場に到着しているので、恐縮しながらも感謝でいっぱいでした。




「義太夫の会」
 盛会のうちに幕を閉じました。


一気に冬の訪れを感じさせる日でしたが、多くの方にご来場いただきありがとうございました。
日本の伝統文化や子供たちが一生懸命に演じた様子を堪能していただけたでしょうか。
また、この日に向けて、練習を重ねてきた子供たちや出演者の皆さんご苦労様でした。
そして当日、運営を手伝って頂いたスタッフの方々には感謝申し上げます。
「※ 公演の様子を写真でご覧いただけます。ここをクリックしてください。

開演前に舞台清めとして撮りました記念写真


 シルバー大学の講師を務めました 
(福岡市立城原公民館)

 福岡市西区城原地区は、程近いところに「生の松原」があり、都市化が進んでいるものの地区内を流れる川には野鳥の飛来を楽しむことができ、農地も残っていて自然環境に恵まれた住みやすいところです。
そんな素敵な街の方々へ講師を務めました。タイトルは「大人の社会科授業 浄瑠璃と三味線」。参加者は「シルバー大学」の学生。
 そのために、酸いも甘いも噛み分ける人生の大先輩の前で語るのは烏滸がましい気がしましたが、鶴澤鳴美の三味線のおかげで、なんとか務めることができました。
 素浄瑠璃 傾城阿波鳴門では、とても喜んで頂いた様子で涙された方があり演じる私たちも感極まりました。城原地区の皆さまには浄瑠璃を広く知って頂き、まもなく行います今津人形芝居定期公演、義太夫の会にも繋がりました。



 本番に向けて 


 博心館の子供たちに少しでも本番に慣れてもらうために、市民交流プラザの舞台で稽古 をしました。
これまでの練習と違い、お客さんはいませんが目の前には客席がある舞台。
雰囲気が違った場所でしたが、子供たちは気にならなかった様子で一生懸命に取り組んでいました。
練習が終わると、場所を借りたお礼に会場をみんなで掃除をしました。
1年生から3年生まで一緒になって、舞台から座席の一つ一つまで丁寧に消毒しお片付け。 子供たちは、稽古の疲れも見せずに見事にやり遂げました。
本番が楽しみになった稽古でした。


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 「義太夫の会」に向けて頑張っています。 

 「義太夫の会」で全員で踊る「炭坑節」を博心館の子どもたちと一緒になって練習をしました。
 子供たちにとって炭坑節は初めて。以前は各校区で盆踊りがあり、昭和の時代には多くの市民が参加した盆踊りが開催されていましたが、今はすっかり消えてしまいました。
 そのため少しばかりの不安をの抱えて子供たちに教えましたが、この不安は杞憂にすぎませんでした。
「掘って掘って、また掘って、担いで担いで、眺めて眺めて、押して押して、広げて、チョチョンがチョン」。子供たちは、一度で覚えてしまいました。
 しかも教える者がついて行けないほど延々と、いつまでも、いつまでもクタクタになるまで、本当に楽しく踊り続けました。
 教えた者は、途中で疲れている様子でしたが、練習が終わると不思議にも疲れはありませんでした。
すべては、心の持ち方と言うことでしょうか。
「義太夫の会」での子供たちの踊りは必見です。  




「ゆめさが大学佐賀校」人形浄瑠璃講座 
(9月12日)


残暑の厳しさがまだ続いている9月12日にアバンセホール(佐賀市)で開催されました「ゆめさが大学佐賀校」の講師を務めてきました。
ゆめさが大学の大学院生対象の講座でしたが、ゆめさが大学には、国際状況や災害の基礎知識など私たちの生活に関わるものから、地域活動や人形の絵付け体験など様々な講座が30講座も用意されています。
このような中、生徒さんにアンケートをとられたら、人形浄瑠璃が一番人気だったという事でした。
それならば、この期待に抜かりなく応えようと、舞台作りからメンバーが一丸となって取り組みました。
その甲斐あって、皆さまには伝統芸能の素晴らしさと共に、感動を伝えることができたと思っております。





人形浄瑠璃 子ども体験教室
令和5年8月26日/浜玉公民館


夏休みが終わろうとしているこの日、浜玉地区の子供たちに古典芸能である人形浄瑠璃を体験していただきました。
厳しい暑さの中、1年生から6年生まで家族の方と一緒に2時間を超える長い間、人形異浄瑠璃を楽しんでいただきました。
三味線をはじめ、琴、拍子木、太鼓、鉦、そして人形を見るのもを初めて、さらに触る、演奏してみる、動かしてみるのも初めて。そのような中、戸惑いながらも、一生懸命、楽しみながら頑張ってくれました。
使い方を教える私たちも、自分たちの子供や孫に触れた感じがして楽しませていただきました。お陰で、子どもたちから元気をもらうだけではなく、心温まる有意義なひとときでした。

※ 写真をクリックすると拡大してご覧いただけます。
 




「コミセン夏祭り」に参加しました。
(令和5年8月19日)

4年ぶりに開催されました「コミセン夏祭り」を、子どもたちと一緒になって楽しんできました。
久しぶりの開催ということで、コロナの前より多くの方々が訪れていらっしゃいました。 その中にいた外町小学校の5年生、6年生の3人が、拍子木、太鼓、鉦を手伝ってくれました。興味があったのでしょうか、楽しそうに音を鳴らしてくれました。
そのような様子を見ていたお祖母散たちが、舞台に上がった孫たちの姿に大喜びされていました。
私たちも、子どもたちや家族の方々が楽しんでいる様子を見て嬉しくなりました。 さらに嬉しいことに、全国で活躍されている演歌歌手の六本木ヒロシさんが、駆けつけてくれました。
六本木ヒロシさんには、以前から私たちの活動にご支援を賜り感謝申し上げます。
写真は、この日に撮ったショットです。





 熱中症に御用心 
 私の熱中症対策 


 私が子供の頃の昔、暑い夏を過ごすための対策はあたりまえのように、それぞれの家庭でいろんな工夫をしていたように想います。
 私の家での対策の一つが、家の前に広がる海でした。海に浸かるだけでも涼しくなり、熱中症などという言葉は、まったく口にすることはありませんでした。
 ところで私は、小学校1年生から新聞配達をしていて、配達先では、毎日のように5円か10円のお小遣いを頂いていました。
 そのお金で、こっそり、アイスキャンデー(コーヒー味)を買っていました。足の届かない大きな自転車に乗り、配達途中にあるアイスキャンデー屋さんに寄ることが一番の楽しみでした。
 涼しくなり、元気ももらって、私だけの暑さ対策でした。今、懐かしく思い出すと、自分ながらよく頑張っていたなぁと想います。
 このほかには、亡き母が教えてくれた暑さ対策があります。
 暑い夏になると母は、近所のおばさん達とたくさんのきゅうりでナマスを作っていました。  このナマスを食べると、ほてっていた体が冷めてきました。
 そのために、暑さが体に溜まって体の調子が悪くなる熱中症には、きゅうりが一番と思っています。
 これをご覧いただいた皆さま、今が旬のきゅうりを召し上がって、元気に暑い夏を過ごしましょう。

      令和5年7月12日  竹本鳴子 拝





 故鳥越文蔵先生の肖像画 

  唐津人形浄瑠璃保存会の名誉顧問でいらっしゃいました故鳥越文蔵先生(令和3年4月に逝去)の肖像画の除幕式が「ルネッサながと」(山口県長門市)で、鳥越先生のご令嬢、鳥越明日香さんらが出席されて開催されました。
  鳥越先生は、平成12年に開館しました「ルネッサながと」の初代館長として就任され、歌舞伎、能、狂言など古典芸能の上演に様々な形で企画、監修されるなど、芸術文化の向上と地域文化の振興に貢献されていました。
 この肖像画は、山口県出身の尾崎眞吾氏(アニメーター・イラストレーター)が制作され、今後「ルネッサながと」内に掲示される予定です。








被災された方々にお見舞い申しあげます。

唐津は「災害が起こらない」と、皆さまが思っていらっしゃいました。
唐津市浜玉町の土砂崩れで、亡くなられた方に謹んでお悔やみ申し上げます。
そして、被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。
浜玉町では、今も懸命の救助活動が続いております。
安否不明の方が、早く見つかって頂きますようお祈り続けております。
土砂崩れに巻き込まられて土石流の凄まじい勢いに、どんなにか怖ろしく、お辛かったことかと、心が張り裂ける思いです。
昨日、テレビで息子さん(26歳)が、近所に避難を呼びかけていらっしゃる時の一瞬の土砂崩れだったと、涙を堪えて仰っていました。
本当に、素晴らしい御家族だったことが胸いっぱいに伝わりました。
私達も、心からご支援させて頂きたく存じております。
      令和5年7月11日  竹本鳴子 拝




 読売新聞に掲載されました。




 竹本鳴子のインタビュー記事が読売新聞に掲載されました。
 ニューヨーク公演を中心に、これまでの活動を通して感じたこと、今の活動の様子、そして子どもたちとの交流を通して感じたことなどが記載されています。




※ 画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます。




 ニューヨークで人形浄瑠璃 


 ニューヨーク公演をご覧になった方が、会場に向かうところから公演の様子までをYouTubeに投稿されました。
 ニューヨークの様子や客席から観た公演の様子を垣間見ることができます。
※ 画像をクリックするとご覧いただけます。




 ニューヨーク公演の様子が 
 サガテレビで放映されました。


 4年ぶり3回目のニューヨーク公演。
 今回は少人数での公演だったため、現地の人には太鼓、鉦、そして日系人会館の会長の拍子木で始まって拍子木で終わるというのをすべての演目でやっていただきました。
(令和5年7月7日放映)
※ 画像をクリックするとご覧いただけます。




 知事表敬訪問が佐賀新聞に掲載されました。


※ 画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。





 佐賀県知事を表敬訪問 

 佐賀県知事にニューヨーク公演の報告をするために表敬訪問をしてきました。
 この日は、知事だけではなくは、落合副知事(当保存会顧問)にも同席していただき、公演の様子はもとよりニューヨークの様子などの話をさせていただきました。
 特に4年ぶりの公演ということで、アメリカ在住の方が公演を待ち望み、心から楽しんで頂いたところでは、公演に向けてのメッセージにありましたように「世界共通の“心”を伝える」ことが、今を生きる私たちに大切であることを強調されました。
 私たちも地域に残る伝統文化を通して、世界共通の心である安心安全で豊かな暮らしを守っていくことを改めて心に刻んだ一日でした。





 サガテレビで放送された番組をご覧いただけます。


ニューヨーク公演に向けての練習風景です。
練習ぶりに加えて、鳴子太夫をはじめメンバーのインタビューを交えた内容です。
(令和5年6月9日放映)


唐津市の中学生に地元の伝統芸能の素晴らしさを知ってもらい、郷土愛を深めてもらおうと、唐津市主催による人形浄瑠璃の鑑賞会です。
相知中学校の生徒に堪能してもらいました。
(令和4年6月9日放映)

※ 画像をクリックするとご覧いただけます。




 ニューヨーク公演での出来事 

 ニューヨーク公演に出発する3日前、カナダで山火事が発生し、報道によるとニューヨークでは深刻な大気汚染に襲われているようでした。
 心配のあまり、ニューヨークに到着するといなや、この様子を伺うと「雨も降らず、鎮まる見通しが全く立たない」ということでした。
 こんな状況の中、幕が開き、最初の演目「三番叟」が始まった頃、雨が降り出しました。
 「雨乞い公演」
 この言葉が脳裏に浮かびました。
 芸能は、神様に奉納することにより人と神との交流する手段として発生したとも言われていて「祈りの力」があります。正に、この力が現れたことに心が奮えました。
 ニューヨークの方々からも「雨が降る気配は全くなく、めずらしいと」仰っていました。何とも不思議な人間の力ではどうすることも出来ないことが「芸能の力」「祈りの力」で起こったものと思っています。
 人のためにと一生懸命に浄瑠璃を語ることが、願い祈ることに通じることと、あらためて教えられました。



 加藤眼科医院院長 加藤博彦 様 から 
 協賛金を頂きました。


 ニューヨーク公演から無事に帰ってきました。
 公演前の準備段階から現地での公演に至る間、多くの方のご支援ご協力をいただき、無事に開催することができました。
 おかげをもちまして、日系人をはじめ多くのアメリカ在住の方に日本の伝統芸能を堪能していただくことができ、様々なかたちで応援してくださった方々に、あらためて感謝申し上げます。
 また、帰国後、当保存会の名誉顧問として応援してくださっている加藤眼科医院長 加藤博彦 様へ公演の報告に行くと多額の協賛金を頂きました。
 加藤先生は、子ども塾「博心館」の理事長も務められており、当保存会だけでなく、子育てを通して、地域の発展にご尽力されています。
 加藤先生には、心からお礼申し上げますとともに、益々のご活躍をお祈り申し上げます。

  ※ 上の画像をクリックすると公演前の様子をご覧いただけます。




 佐賀県知事、三井住友海上文化財団から 
 メッセージを頂きました。 

佐賀県知事からのメッセージ 三井住友海上文化財団からのメッセージ

 佐賀県知事からは激励のお言葉、ニューヨーク公演に助成金をいただきました「公益財団法人 三井住友海上文化財団」からは期待のお言葉など、多くの方々からメッセージをいただいております。
 この公演を通して、お互いの文化に触れ、理解しあうことにより国際交流をより発展させ、平和な世界になるために少しでも貢献できればと思っています。
 あらためて、佐賀県知事、三井住友海上文化財団、そして日頃よりご支援賜って頂いております多くの方々に、こころより感謝申し上げます。

 ※ メッセージは、画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。




 ニューヨーク公演が 
 佐賀新聞で紹介されました。



※ 上の画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。



 三井住友海上文化財団から 
 助成金をいただきました。 


 三井住友海上文化財団は、音楽・郷土芸能の分野において、文化及び芸術の振興並びに国際交流の促進に寄与することを目的とした事業を行っています。
 この活動の一環とて、音楽・郷土芸能の分野で、有意義な国際交流活動をおこなうアマチュア団体に支援をしています。
 そこで、令和5年度「文化の国際交流活動に対する助成」において、唐津人形浄瑠璃保存会のニューヨーク公演をはじめ、全国の文化事業団体から10団体が助成金をいただきました。
 この贈呈の様子が佐賀新聞で紹介されました。

※ 佐賀新聞の記事は、上の画像をクリックするとご覧いただけます。






 故鳥越文蔵先生の散骨の様子が佐賀新聞(令和5年3月28日付)で紹介されました。
 画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。




故鳥越文蔵先生、唐津の海へ


 唐津人形浄瑠璃保存会の名誉顧問でいらっしゃいました故鳥越文蔵先生の唐津の海へ散骨させていただきました。
 午前中は雨が残っていましたが、散骨を行う頃には、船上から夕陽を受けた唐津湾を全部見渡せるなか滞りなく行うことができました。
 ひとり娘の明日香さん始め、ご親族の方々、教え子の皆さん、そして早稲田演劇博物館の方々など多くの方に見送られ、鳥越先生への感謝と感動のなか、故人の願い通りに唐津の海に還って行かれました。
 また三回忌でもありましたので、先生の偲ぶ会もあわせて催しました。
 教え子の方には、日本俳優協会相談役の方(唐津神祭に来たいとのことです。)、そして元福岡女学院教授でいらっしゃった方は、顔を見るなり「鳴子師匠、鳴子師匠」と声をかけられ「昔、福岡のホールでの作浄瑠璃の発表の時に楽屋で、喧しく指導しているのを見ました」とおっしゃいました。
 鳥越先生は、お亡くなりになられても、後に続く私たちに大きな繋がりや絆を残していただき本当に有難く感謝でいっぱいです。
 これからも鳥越先生が私たちに残してくれた財産を穢すことがないように精進していきます。




国際クルーズ船が唐津にやってきます。


 新型コロナウイルスの猛威により市民の活層が制限されて、海外からの観光客の受け入れが厳しい状況が続いていました。
 発生から3年半が経ち、感染状況が落ち着きはじめ規制も緩和されたことにより、久しぶりに国際クルーズ船が唐津港に寄港することになりました。
 そこで、唐津人形浄瑠璃保存会も海外からのお客さまをお招きして公演をすることになりました。 公演を通じて唐津、延いては日本の魅力を伝えることにより平和な世界に貢献できればと願っております。
(画像は令和4年3月28日付 佐賀新聞)




故鳥越文蔵先生の散骨を
唐津の海にお迎えします。


 唐津人形浄瑠璃保存会の名誉顧問でいらっしゃいました 故鳥越文蔵先生の散骨を唐津の海にお迎えすることになりました。
 故鳥越文藏先生には、当保存会の発足時から物心共にお世話になり、唐津の海に散骨していただくことは私たちにとっては冥利に尽きます。
 先生の御霊に対し、これからも先生の志を損なうことがないように精進していくことをお誓い申し上げます。
つきましては、 当保存会の顧問 白井誠様(佐賀市副市長)からご遺族の方にお礼の手紙を送っていただきました。
 その手紙は、右上の画像をクリックするとご覧いただけます。




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問い合わせ先

唐津人形浄瑠璃保存会 事務局
〒847-0814 唐津市弓鷹町1396
牟 田 真 美
TEL 0955-74-0716

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