Ningyo Joruri New York performance 
 ニューヨーク公演のチラシです 

※ 画像をクリックするとチラシをご覧いただけます。

Summary of Tsubosaka Reigenki
Sawaichi lived a poor but happy life with his wife Osato, who was three years younger than him. Because Sawaichi was blind, he taught shamisen, and Osato did side work, leading a very modest life.
But one thing began to worry Sawaichi. This was because Osato would sneak out of bed every night at four in the morning When he asked her if it was the man she loved, Osato told him that she had been making morning. pilgrimages to the Kannon Bodhisattva at Tsubosaka-dera Temple for the past three years, hoping that Sawaichi's eye condition would be cured.
Feeling ashamed of himself for having doubted her, Sawaichi decided to visit the Kannon Bodhisattva together, but in his heart he blamed himself for the misfortunes that Osato was leading. So he sent Osato home and threw himself off a cliff to set her free.
Feeling an ominous premonition, Osato hurriedly returned, only to be confronted with a terrible reality and throw himself off the cliff himself. However, through the power of the Kannon...

壷坂霊験記のあらすじ
沢市と三つ下の女房お里とは貧しいながらも仲睦まじく暮らしていた。沢市は盲目ゆえ琴三味線を教え、お里は内職というなんともつつましい暮らしであった。
そんな沢市の胸中に一つ不安が生まれていた。というのも午前四時になると、お里が毎晩床を抜け出していたからだ。
「もしや好きな男が…」と問いただすと、お里は沢市の目の病が治るよう、この三年もの間欠かさず壷阪寺の観音様に朝詣でをしていると訴える。
疑った自分を恥じる沢市はともに観音様にお参りすることにしたが、心の中は盲目がゆえに不遇な暮らしをさせているのだと自分を責める。そして、一度お里を家に帰して、お里を自由な身にしてやろうと自分の身を谷に投げてしまうのであった。
不吉な予感であわてて戻るお里は、非常な現実に遭遇し、自らも身を投げてしまう。
しかし、二人のせつない夫婦愛が、観音様の霊験により奇跡が起こり、沢市・お里は助かり、沢市の目が開眼した。



 本應寺「花まつり」公演 
(4月25日)


本應寺(嬉野市)での「花まつり」の公演には、たくさんの方々に心から楽しんでいただきました。
本應寺のご住職やスタッフの皆さまには、心温まるおもてなしをしていただくとともに、お釈迦様の誕生の祝いに公演をさせていただき感謝申し上げます。
公演後には、お抹茶のご接待もいただき心安らぐ贅沢な一時を過ごすことができました。
いつも公演では、鳴子太夫が太夫なりの話をしています。話の内容は前もって資料を読んだり、昔を振り返ったりなど準備をすることなくその時の雰囲気で話をしています。
この公演では、浄瑠璃はどんな時代にあっても、その時の人々が苦労を重ね伝承してきたからこそ、今に至っても色褪せることなく浄瑠璃が起こって来てるのかもと、自分でも 思いがけない言葉が出たことのこと。
この話に、ご高齢の坊守さま始め、ご来場の皆さまに「話しにも感動しました」「とても良かったです」と、仰っていただき、恐縮するとともに嬉しく思ったとのことでした。
また、出演したスタッフも「人形浄瑠璃に涙され、鳴子太夫の話にドッと笑ったり、お客様さまの喜びの様子に私も喜びました」とのこと。
この公演は、お釈迦様の誕生の祝いなのに、お釈迦様からご褒美のような時間をいただき有難い公演でした。
ところで、この公演では、最も若い堀内さんが舞台に上がることから、全身から迸る緊張と喜びが溢れ出て、その感情が私たちに伝わってきました。
年高のメンバーにとっては、若さの素晴らしさと感じるとともに、大きな力を頂きました。
この力を活かすためにも、初心忘れることなく、おごらず謙虚に芸道に精進していくことを改めて心に念じた公演でした。
この気持ちを次回のニューヨーク日系人会館公演(6月25日)に向けて頑張ってまいります。

※ 画像をクリックすると公演の様子を動画でご覧いただけます。



 鳴子太夫の独り言 
みつしま荘公演(7月19日)


 「みつしま荘」には5年ほど前に、娘のお義父さまがいらっしゃったご縁で慰問させて頂きました。
その後、何度もご依頼を受けていましたが、コロナ禍により日常が奪われ、縁遠くなってしまいました。
長い月日を要しましたが、やっと慰問ができるようになりました。
まつら荘やめずら荘等に、私のつれあいがデイケアやショートステイ等でお世話になっており、施設でお世話になっている仲間とともに、慰問を楽しみにしているそうです。
これからも保存会のメンバーと共に、私たちを楽しみに待っていている方々に、喜んでいただけるように頑張ってまいります。




問い合わせ先

唐津人形浄瑠璃保存会 事務局
〒847-0814 唐津市弓鷹町1396
牟 田 真 美
TEL 0955-74-0716
090-1929-1342(竹本鳴子太夫)

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